人間刈り
違和感がするのだろう。
喉を痛そうにさすっている。

「先生。」

「?」

「(喉が痛いんです。)」

「なら、保健室に………」

先生がそう言うと、彼女は教室を走り去った。

先生。
甘いよ?

今は喉が痛いだけ。
でも、いずれは言葉を発する事も出来なくなるだろう。
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