人間刈り
「た、拓君!?」

喉を両手でおさえて倒れ込んだ。
呻き声をあげている。

「ねぇってば!」

このお菓子…………
この家の物だし。

あたしもこれを食べた。
でも、何ともない。

ただ、美味しかっただけ。

つまり、単なるお菓子。
なんの仕掛けもない。

じゃあ、なんで!
< 54 / 234 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop