♪君のメロディー♪
仲良し?
女「三浦さぁ~ん!」

?「はーい。」

女「これでいいの~?」

?「うん!それでいいよー。」

あ、初めまして。私、三浦 凜 って言います。よろしくね。

?「凜ー!なにしてんの?」

凜「あっ、春。」

今、私にしゃべりかけたのは、小松原 春賀。あだ名は春。

春「おーい!凜~?」

凜「あ、何?」

春「どうかした?ぼーっとしてたよ?」

凜「そう?どうもしてないよ。」

春「分かった。あ、帰ろっ!」

凜「うん。」

いつもこうして、二人で帰る。

でも…。

女「あ、春、帰るの?」

春「うん。バイバイ~!」

女「バイバイっ!」

男「あれ?春、帰んだ。」

春「うん。帰るよー。」

男「ふーん。気をつけろよー!」

春「うん。ありがと~!」

最近ゆううつ。

私だって居るのに…。

何で春ちゃんばっかり…。

って思っちゃう。

…でも、仕方ないよね。

春の方可愛いし、元気だし、何でもできる…。

って、こんなこと思ってたって意味ない!

それに…!

何か私が春に嫉妬してるみたい…。

まぁ、実際そうなんだけど…!

そんなこと思っていたら、いつの間にか、下駄箱についていた。

春「ねぇ、凜ー。」

凜「んー?」

春「今日、何か用事ある?」

靴を履きながら、春がそんなことを聞いてくる。

凜「ん~…多分、ないよ。」

春「なら、トコカフェ行こっ!」

凜「トコカフェ?」

春「うん!」

トコカフェ。通称トカフェ。

今、中高生女子に大人気。何でも、『イケメンがいるー!』

とか、『可愛い♡』とか…。

まぁ、色々あるよ。

私は3回ぐらい行ったけど、よく分かんない…。

だから…どうしよう…。

春「だめ?」

うっ!

春…それははんそく~!

上目使い、うるうる目…。

行くしかないじゃん…。

凜「分かった。行くよ。」

春「やったぁ!ありがとっ!」

しょーがないよ。

他でもない春の頼みだから…。

春「じゃ、行こっ!」

私は、はんば引きずられながら、春についていった。
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