♪君のメロディー♪
家出
凜「はぁはぁ…。」

ガチャ!

凜「お父さん…。」

ドアを開けたら、お父さんが立っていた。

父「どこ行ってたんだ…!」

凜「えっと…。」

春と一緒にいたなんて言ったら、春が責められちゃう…。

どうしよう…。

母「春ちゃんといたんでしょう?」

凜「お母さん…。」

お母さんにはバレちゃうか…。

凜「…ごめんなさい。」

ここはすぐにあやまった方がいい…よね?

父「何でこんな時間まで、遊んでるんだ!」

凜「ちがっ!」

父「言訳など聞きたくもない!」

凜「お父さん!話を聞いてっ!」

父「うるさい!…これだから、俺はあの子が嫌だったんだ…!」

何…それ…。

何で…。春のこと悪く言うの…。

いくら何でも、許せない…。

私は、ふつふつと湧き上がる怒りを通り越して、悲しくなっていた。

凜「お父さんなんて、大っきらい!!」

そう言い、私は家を飛び出していた。
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