夫の真実
夫の失態
【美保sights】
日本に戻ってから、要さんは、オーストラリアの出店について、何かと忙しい毎日だ。
私は、佐伯の叔母に頼まれて、2つのホテルのメインロビーの花を担当することになった。
週に1日ずつ、花を活けにいく。
子どもができるまで、やれるといいなあ。
花を活けていると無心になれて、終わると心が豊かになる。
華道は、私にとって心を養う大切な師でもある。
今日は、サンフラワーホテルに行った。
活けていると、
「美保さん、お久しぶりね。」
大学の友達の一人、中條静さんが、立っていた。
「まあ、卒業以来かしら。」
「ええ、そうですね。お仕事なさっているの?」
「仕事といえるのかな?趣味と言ったほうがいいかな。叔母に頼まれて、役に立てればと、始めたの。」
「美保さん、お時間があれば、少しお茶でもいかが?」
「そうね。片付けをしてしまうから、ラウンジで待っていてくださいな。」