私の彼氏は超肉食系
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いやちょっと待て!

今、私は何を思った?



思わず、鼻で笑ってしまう。

この私があんな最低な男に嫌われたく無いなんて思っている。

まさか・・・。思わず動揺してしまう。



いまさら。

なんで、このタイミングなの。


いやそんなことは無いはず。無いはずなのよ。

冷静になれ! 私。



そんなことはどうでもいいはずよ。

今は相手に見えないように心に鎧を被せることが大事だ。

理解しろ! 私。

決して情に流されてはいけない。


私は鏡の目の前で何度も深呼吸を繰り返すと、レストルームを出て行きエレベーターのボタンを押した。
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