私の彼氏は超肉食系
「バカなの? そこは素直にお金を渡せば済む話じゃないの。」

「いや・・・そうなのか?」

あの事件・・・と思われた顛末はこうだった。

彼が口説いた『ベティー』という名前の女優は落せなかったと思ったのだが、その帰り道に彼に抱きついてきた女性が居た。

彼女はその女優ソックリの顔で『マッサージをして上げる』と言ったそう。

しこたま呑んでいた彼は、その場では誘いに乗れなかった女優が後悔して戻ってきたのだと思った。

実際にこれまで口説いた女性の中にも表面上は素知らぬフリをしながらも、周囲から友人たちが居なくなると急に積極的になる女性が居たらしい。

彼女を連れ込み関係を持ったあと部屋の扉のところでお金を要求されて彼は頭がパニックになった。

そこで押し問答をしているうちにやってきた週刊誌の記者に話を聞かれて彼女は関係を強要されたと告白してしまったそうである。

「えっ。だって、彼女も女優だぜ。お金を貰ったことが分かったら拙くないか?」

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