神様っ!!
まさか………ね。

そんな凄い賞の人は、表参道とかにいるんじゃないの?

それこそ芸能人、御用達のお店でセレブを相手にしているんじゃないの?

「なに固まってるんだ、幸」

「ひゃっ、驚かせないでよ」

あんまり夢中で見ていたので、カラー剤の入った容器を持った柊が、そばに来るまで全く気がつかなかった。

「あ、気がついちゃった? 俺ね、結構凄い賞をもらってたりするんだ」

カラー用に額にクリームを塗ったり、イヤーカバーを付けてくれる。

「だから安心して任せてくれていいよ。得意なのはカットだけど、カラーも入賞するくらいには出来るから」
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