毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
カレカノ
「それなら、ボクと付き合えばいいんじゃないですか?」

高3の秋、10月。
同い年の彼にフラれて落ち込んでいた私に、1コ下の広瀬君がそう言った。

ここは生徒会室。
私と広瀬君しかいない。

私、高3 高梨美月 タカナシ ミヅキ 会計係担当。
彼、高2 広瀬 光 ヒロセ ヒカル 書記担当。

静まり返った生徒会室で、広瀬君の低く甘い声が響いた。
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