毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
足が震えて、私はその場にへたり込む。


「なんてバカなことをっ!!!
 どうしてっ!?
 僕がアナタを守るのに
 アナタが僕を守るなんて
 どうしてこんなっ!」

光君が私を抱きしめる。




そこで、私の背中が丸見えなことに気づく。
光君の目にさらされる
私の背中。

光君が、固まった。

世界中の時間が
止まったみたいに・・・
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