恋涙~初恋だから~
第2章 驚きの一言
それからもう秋になった。
まだ夏の暑さと少しの涼しさがあった。

彼とは、まだ話せずにいた。
私は、こういうのがよく分からずにいて
ただ見つめていた。

今思えば、少し気持ち悪かったかな?

そんなある日
いつものように友達と部活から帰ろうと
していた。

荷物をまとめていたときだった。

「ねぇ◯ ◯」

「なに?」

「あのさ」

「うん」

「◯ ◯くん、かっこいいよね!」

それは、私の好きな人だった。

「うっうん…」

「だよね~」

私はまだ友達にも好きな人を言ってなかったから。彼女は知らない。

私は『ズキッ』ってなった。

『そりゃ私言ってないし…』

あの言葉を聞いて、私はより言いづらく
なってしまった。

ことからどうなっていくのだろう。
不安がつのる。

そして彼女は、私なんかとは比べものにならないくらい彼と仲良くなった。

ついこの前好きになった人にもう
先を越されてしまった。

『もし、友達と彼が付き合ってしまったら、どうしよう…』

嫌な予感が走った。
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