私限定の甘さ

「高木…」


「俊って呼んで…?」


「俊…」


私が名前を呼ぶと、高木は…いや、俊は

またキスをしてきた。

最初は、触れるだけのキス。

でも、だんだんと深くなっていくキスに

私は戸惑った。

息苦しい。でも、やめて欲しくない。

そんな矛盾したことを思いながらも、

キスに夢中だった。

ゆっくりと俊の唇が離れた。


「…ごめん。いきなりこんなことして…」


申し訳なさそうな俊の顔を見て、私はクスッと笑った。


「そんな顔しなくてもいいよ!
私…嫌じゃなかったし」


うわぁ…私…なんて恥ずかしいこと言ってるんだろう。


ちらっと俊の顔を見ると、案の定、真っ赤な顔をしている。
< 225 / 413 >

この作品をシェア

pagetop