小さな村の大きな話
「「ごちそうさまでした」」
二人で手を合わせて、食事を終えると慌ただしく支度を始める。
「りんちゃん、準備できた??」
「うんっ!!」
「これから一人で行くこともあるだろうからバスで行き方教えるね」
「はい!!」
家を出て鍵を締めると二人でエレベーターに乗った。
3階建てで横長、9世帯を収容する東京では考えられない小さなマンション。
でも中は一応広いんだよ??
リビングと私の部屋、大和の部屋、バス・トイレ別で客間もある。
「バス停はここね、“ファミリーマンション前”ってとこ。
ここは渋滞もないし乗る人も限られてくるからほぼ定刻で来るよ
1時間に1本だから乗り遅れに気を付けてね」
「1時間に1本!?!?」
「うん、でも始発は4時から!!早いでしょ??」
「早っ!!」
「街から出る人のためのバスだからね。
4時のバスは街から出て、1番近い駅まで連れて行ってくれるよ」
「あ、もしかしてだから時刻表に5時のバスがないの??」
「そうだよ。ちなみに4時、9時、21時は駅まで行ってくれる」
「あ、バス来た」
そんな話をしている間にバスが来た。
「にーちゃんら、どこまでだ??」
「麦根学園高等部までお願いします」
「はいよ」
バスの中には灰色のブレザーと学ランを着た高校生が何人か乗っていた。
あれが麦根学園の制服なのかな…
バスで10分くらい揺られた頃
「次、高等部だぞー、寝てるやつ起こしてやれー!!」
え!?!?バスにアナウンスとかないの!?!?
前に座ってた女の子が隣の男の子を起こしてる…
これが普通なのかな…
「「ありがとうございましたー」」
「おう、ちゃんと勉強してこいよ」
「あ、はい!!ありがとうございました」
二人で手を合わせて、食事を終えると慌ただしく支度を始める。
「りんちゃん、準備できた??」
「うんっ!!」
「これから一人で行くこともあるだろうからバスで行き方教えるね」
「はい!!」
家を出て鍵を締めると二人でエレベーターに乗った。
3階建てで横長、9世帯を収容する東京では考えられない小さなマンション。
でも中は一応広いんだよ??
リビングと私の部屋、大和の部屋、バス・トイレ別で客間もある。
「バス停はここね、“ファミリーマンション前”ってとこ。
ここは渋滞もないし乗る人も限られてくるからほぼ定刻で来るよ
1時間に1本だから乗り遅れに気を付けてね」
「1時間に1本!?!?」
「うん、でも始発は4時から!!早いでしょ??」
「早っ!!」
「街から出る人のためのバスだからね。
4時のバスは街から出て、1番近い駅まで連れて行ってくれるよ」
「あ、もしかしてだから時刻表に5時のバスがないの??」
「そうだよ。ちなみに4時、9時、21時は駅まで行ってくれる」
「あ、バス来た」
そんな話をしている間にバスが来た。
「にーちゃんら、どこまでだ??」
「麦根学園高等部までお願いします」
「はいよ」
バスの中には灰色のブレザーと学ランを着た高校生が何人か乗っていた。
あれが麦根学園の制服なのかな…
バスで10分くらい揺られた頃
「次、高等部だぞー、寝てるやつ起こしてやれー!!」
え!?!?バスにアナウンスとかないの!?!?
前に座ってた女の子が隣の男の子を起こしてる…
これが普通なのかな…
「「ありがとうございましたー」」
「おう、ちゃんと勉強してこいよ」
「あ、はい!!ありがとうございました」