Pyua love ~そして真実~

冬也

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僕は、カーに言われた通りだと思った。

外山さんが、守り石の持ち主かもしれない。
0.01%でも可能性があるのなら、確かめるべきなんだ。

ただ、どう接触するかが悩む。

他の女子と同じように近づけば良いんだろうけど、外山さんは違う。

明らかに僕を見る目が他の女子とは違う。

軽く誘うのは、警戒されて逆効果になってしまう。

どうしたら良いんだろう。

とりあえず、チャンスを掴む為に僕は彼女の傍にいることにしよう。

まずは、挨拶から!

基本は挨拶からだよね!

僕は、普段より少し早めに家を出て、教室に着くと廊下で待機した。

教室の中だと席が離れているし、声が掛けづらい。

そんな僕に大勢の生徒が挨拶をしてくる。

「冬也~!待っててくれたのぉ?」

そう言って、僕の腕に腕を絡めてくるのは、加藤さん。

僕のファンクラブを作ったとか言って、ここ1か月ばかり付きまとわれている。

ちょっと迷惑だけど、彼女のおかげで他の女子生徒から執拗な追い回しがなくなったのは、有り難かった。

でも、僕が用事あるのは、加藤さんじゃない。

「冬也~?今度の日曜は空いてる?」

加藤さんは、僕を週末のデートに誘ってくる。

でも、いつだって僕の返事はNOだ。

「いや、申し訳ない。その日は、親との予定が入っている」

「毎週そう言って予定ばかりなのね!いつなら空いているのかしら?」

「分からないな。」

「ところで、何故ここにいるのかしら?教室に入らない?」

加藤さんが教室に僕を連れて行こうとした時。

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