どんな君でも愛してる
mission3 ー東雲響介ーについて
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 瑠璃は窓から射し込む光りに眩しさを感じ、深い眠りから覚めた。

 まだ完全に起きていない頭で、昨夜のことを考えるがキョウに出された美味しい飲み物を飲んだあとの記憶がまるでない。

 その時初めて、あれが強めのお酒だったと気がついた。

 ふと周りを見渡すと広く豪勢な部屋にいることが分かり瑠璃は驚いた。ここはどうやらベットルームのようで、キングサイズのベットに大きな窓にクローゼットがあるだかだけの部屋だ。

 そのベットルームにある装飾品の一つ一つがきらびやかなもので、ここが普通の人が住んでるようには見えない。

 瑠璃は自分がどんな格好をしてるかも、気にすることなく大きな窓からの景色が気になり、窓にそっと近づくと、後ろ側からカチャっとドアがあく音がした。

(えっ?)

 窓からの景色を見るより先に、ドアの向こうにいる人物に目が釘付けになった。

「あなた……。エレベーターで帽子を取り返してくれた……。」

 その人物は、エレベーターで帽子を取り返してくれた黒髪の、キョウに少し似た男性だった。

「おはよう。よく眠れたみたいだね。」

「あっ……寝てたみたい?」

 瑠璃は何故ここにいるのか分からなくて、疑問ばかりの中、曖昧に答える。
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