黒い怪物くん

気持ちの変化




うー…昨日ほとんど眠れなかった…。


私、大ちゃんとの事考え過ぎ…あんな事したのに何もなかったみたいにバイバイしちゃったもん。


大ちゃんにとっては女の子抱き締めるなんて大した事じゃないのかな…。


コンコンッ


「小鳥、朝だよ…って一回目に声掛けるときに小鳥が起きてるなんて珍しいね」

「おはようー…お兄ちゃん、お休みの時にやってくれた編み込みでお団子にするのやってほしいなぁ」

「あぁ、早く起きたらやってあげる約束だったもんな。時間あるから先に着替えて下降りておいで」

「うん!」


着替えてリビングに行くとママが朝ご飯の準備をしてくれていた。


「小鳥、おはよう」

「おはよー!ママ、夜勤明けなのに疲れてないの?」

「全然!夜勤明けで帰ってきて小鳥と治樹の顔見たら疲れてなんてどこか行っちゃうもの」

「ふふふー…無理しないでね?今日ね、お兄ちゃんに編み込みのお団子やってもらうんだぁ」

「あの可愛い髪型ね…普通に学校の日にお洒落するなんてもしかして好きな子でも出来たかな?」

「好き………えぇ!?違うよ!だって昨日会ったぱっかりだもん!」

「あら!てっきり鷹哉君かと思ったのに!」

「鷹哉は絶対違う!もー!なんでみんな鷹哉って言うの!?あんな意地悪な人好きじゃないもん!」

「小鳥、ご飯食べたら髪やるよ」


私は急いで朝ご飯を食べてお兄ちゃんに髪をやってもらう事にした。

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