この恋が罪だとしても
「ごめん、もう見たりしないから」
もう、視界に入れないように努力する。
それで、この恋心も消えてくれますように。
きみを好きだという気持ちも、雨と一緒に流れていけばいいのにな……。
「……昨日」
もう、言葉を交わすことは無いと思っていた矢先、泉くんは言葉を続けてきた。
どうして……?
泉くんは、私に見られるのさえ嫌なはずなのに、どうして声をかけてきたりするの?
どうしていいのか分からず、私は何も言えずにいる。
「昨日、なんで……雪乃のこと助けたりしたんだよ」
「…………」
あぁ、そういうこと……。
私が北園さんに近づいたりしたから、泉くんは文句を言いたかったんだ。