鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

「一番恐れていたことが起きる予感がする。
やっぱり俺は、お前を転職させたことは、
間違っていたかもしれんな」

はぁっ?
どういう意味だよ??

勝手に後悔されても困るんだけど……。

「とにかく、その宮部って先輩には、
仕事以外で会うな」

課長が、そう言ってきた。

いやいや、仕事以外って
そもそも会社以外では、会わないし。

何を意味分からないことを言い出すんだ?

「大丈夫ですよ……会社以外で会うことなんて
まず、ありませんから。
アハハッ……嫌だなぁ~」

可笑しなことを言いだすので笑った。

もう課長ったら、ヤキモチでも
妬いているのだろうか?

可愛いところもあるなぁ~。

私がクスクスと笑っていると課長は、
さらに呆れたように。

「お前は、どうしてこうも警戒心とか無いんだ?
男は、常に狼だ。
お前みたいな隙だらけな奴は、すぐに食われるぞ。
少しは、自覚を持て。そうではなくても
元カレの時も……」

何故だか説教タイムになってしまった。

おいおい。
課長……勘弁してくれ。

結局。その日は、課長に
散々説教をされる。

うぅっ……励ましてくれるのではなかったのかよ?

まぁ、その後。
優しく抱き締めてくれたけど。

翌日。
私は、いつものように会社に行った。

「おはようございます」

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