好きな人は幼馴染み
5 英輔サイド
何が誤解?


伊藤とは何もないって事か?


でも触られてたじゃんか。


なんなんだ、一体…


あいつの事が好きなのか??


いや、絶対に許さねぇ


アコがアイツのもんになるなて
絶対に認めない。


好き勝手に伊藤に
触らせやがって。


本当に亜子がわからない…




「英輔……
どうしても私には無理なのね…」


「…何が??」


俺は亜子の後ろ姿を目で探しながら
返事を返すと


急に胸ぐらを掴んだ菜摘は
俺を両手でグイッと引き寄せると
キスをした。


ビックリして思わず俺は
菜摘を見ると


「英輔…やっと私を見たね?
こういうことだよ?
私は英輔の事がずっと好き。
本当は今日の誕生日会で先手を打って
アコの方を英輔から遠ざける予定だったの。アコを引かせれば英輔も諦めるだろうって…でも私はダメだね。
これじゃ、英輔もアコも私から離れていっちゃう…」


菜摘が俺を?


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