好きな人は幼馴染み
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「あはははははは(笑)
もう!アコ、本当ウケる!!
可愛すぎる!!」


あれからなっちゃんも合流して
エイちゃんの誕生日会を3人でしていて
さっきの話をエイちゃんがなっちゃんに話すと涙を流して笑い出した
なっちゃん。


ちなみに、あの手この手で
笑わそうと頑張ったけど
さっきの笑いが嘘のように


声を上げて笑わせる事は出来なかった。



でも、エイちゃんの微笑みは
最高にかっこいいから
しょうがないね。



エイちゃんは口数少ないけど
なっちゃんとは1番色々と話す。



なっちゃんはこんな私の世話で手一杯と言うけど…
エイちゃんはなっちゃんを
親友だと言う。



ちなみに、私とエイちゃんは
なっちゃんよりも古い付き合いの筈なのに


エイちゃんは私を友達だと思った事は無いそう…


それはそれでショックと思ったら


「…だって、俺には亜子は
ガキの時から天使にしか見えない。
他の奴に笑いかけてるの見るだけで
相手殺したくなる…」


と、言うと、なっちゃんは手を仰ぎ


「あああ、なんか、私、英輔と
そういう仲にならなくて良かったわ。
頭の中、アコ、アコ、アコで
独占欲でいっぱいね!怖いわ〜」



「…別に俺の頭の中は俺のもんなんだからどう思おうと俺の勝手」



「ああー!
また生意気な事言いやがって!
このドスケベ野郎が!!」


「まぁまぁ、2人とも落ち着いて!」


「もう!アコ!
こいつの頭ん中破壊したいわ!
我慢ならない!」


「………」



いつも通り、2人はまた小競り合いを
初めて、私を間に挟んでギャーギャー
始まった(一方的になっちゃんが怒ってるだけだけど)
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