好きな人は幼馴染み
ちょっと待って…


何が起きてるの??


えっと、頭の中で整理しなくっちゃ


えっと、エイちゃんとなっちゃんは
付き合っていなかった。


えっと、エイちゃんの好きな人は私。


ん?


「ええええーー!!」


すると、普段あまり大笑いしない
エイちゃんが私を抱き締めたまま
声をあげて笑い出した。



「ぶっはははは(笑)
あははははは(笑)
なんなんだよ?亜子は?!(笑)」



「もう!エイちゃん、笑わないでよ!
今、やっとのことで
頭の中整理できたところなの」



「…そっか、亜子は鈍臭いから
何度でも言ってあげるよ…
亜子が好きだよ」



そう言うと、エイちゃんは
私の口にチュッと軽くキスをすると
何度も角度を変えてキスをしてきた。



「亜子…かわいい……」



「もう、エイちゃん、恥ずかしいよ…
私はキス初めてなんだから…」



「…俺もだよ」



「え?もう〜!
なっちゃんとしたじゃん。」



「…あれは事故というか
本当不意打ちで
自分からキスするのは
亜子が初めてだよ」



そう言って、エイちゃんはまた
私にキスをした。
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