奪いとれっ!!
「────明日も会える?」
「ああ、毎日会える」
私の家の前まで来ると、繋いだ手をそっと離した。
もっと一緒にいたい。
離れたくない。
好きな人と離れることが、こんなに辛いなんて初めて知った。
「さっ、入って」
私の背中を押すように堅斗がささやく。
どうして?
堅斗は私みたいに辛くないの?
涙目で彼を見上げる。
優しく微笑んだ堅斗は、
『おやすみ』もう一度私のおでこにキスをしてくれた。