苦く 甘い香りのふところ


警察前にて

「あ、拓海!」
「琴美!あんちゃんもきてくれたんだ」
「咲人くんなんで、」
「あぁ、あいつ、万引きしたって」
「え、万引き?」
「あいつ何考えてんだよ」
「……ない」
「…………」
「咲人がそんなことするわけない、何か理由があったんだよ、それに、あいつはもう、喧嘩とか、悪い事ほんとはしたくないの」
「あん…」
「あんちゃん、俺も、それは思ってるよ、でも、実際捕まっちまった、何らかの証拠がないと、あいつは釈放されない」

「わたし、探す。あいつの無実証明してやる」
「あん、落ち着きな、1人でそんな事できるわけないでしょ?」
「何でできないって決めつけんの、2人はあいつのとこ行ったげて、あー見えて、あいつきっと、さみしがり屋だから」
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