冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
「でも、あなたたちも同じ。国に帰れば家族が待っているのではありませんか?」
私がそう言うと、敵の兵はまったく動かなくなった。
「私が戦のない平和な世を作ります。その日が来るまで踏ん張ってはくださいませんか?」
思えば、この者たちにも心配してくれる家族がいるはずだ。
命をかけて戦いたくなんてないはず。
「今回はこれで許します。ただし二度目はない。国に帰って、家族を大切にしなさい」
「リリアーヌさま、許すわけには!」
いまだ剣を構えたままのヤニックは、ひどく驚いた顔をして私を止めるけれど、私は首を横に振った。
「ヤニック。命は天命が尽きるまでまっとうすべきです。くだらない戦いで失っていいものではありません」
「しかし!」
私がそう言うと、敵の兵はまったく動かなくなった。
「私が戦のない平和な世を作ります。その日が来るまで踏ん張ってはくださいませんか?」
思えば、この者たちにも心配してくれる家族がいるはずだ。
命をかけて戦いたくなんてないはず。
「今回はこれで許します。ただし二度目はない。国に帰って、家族を大切にしなさい」
「リリアーヌさま、許すわけには!」
いまだ剣を構えたままのヤニックは、ひどく驚いた顔をして私を止めるけれど、私は首を横に振った。
「ヤニック。命は天命が尽きるまでまっとうすべきです。くだらない戦いで失っていいものではありません」
「しかし!」