冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
するとひげ男もすさまじい形相で剣を振り上げる。だけど……。
「なにっ」
ひげ男の剣が振り下ろされた瞬間、大きな体の左側に回り込み、ひげ男の足を足でひっかけて倒した。
「剣を捨てなさい」
そして不恰好に倒れ込んだひげ男の首元に、剣をつきたてる。
すると、ひげ男が諦めたように剣から手を離し、バスチューが素早くその剣を手にした。
「他の者、この男を助けたければ剣を捨てよ」
すぐさまそうそう叫ぶと、うしろで響いていた剣を交える音がピタリとやんだ。
「リリアーヌさま……」
ヤニックは呆然と私を見つめてから、向かってこなくなった敵を睨みつける。
「私の命はそう簡単にはやれません。民の生涯がかかっている」
私は本気で国民を救うという役目を果たすつもりだ。
私がユノヘスに行かなければ、大国のうしろ盾のないサノワは再び戦場となってしまうかもしれない。
それだけは避けたい。
「なにっ」
ひげ男の剣が振り下ろされた瞬間、大きな体の左側に回り込み、ひげ男の足を足でひっかけて倒した。
「剣を捨てなさい」
そして不恰好に倒れ込んだひげ男の首元に、剣をつきたてる。
すると、ひげ男が諦めたように剣から手を離し、バスチューが素早くその剣を手にした。
「他の者、この男を助けたければ剣を捨てよ」
すぐさまそうそう叫ぶと、うしろで響いていた剣を交える音がピタリとやんだ。
「リリアーヌさま……」
ヤニックは呆然と私を見つめてから、向かってこなくなった敵を睨みつける。
「私の命はそう簡単にはやれません。民の生涯がかかっている」
私は本気で国民を救うという役目を果たすつもりだ。
私がユノヘスに行かなければ、大国のうしろ盾のないサノワは再び戦場となってしまうかもしれない。
それだけは避けたい。