冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
「バスチュー、余計なことはいい」
シャルヴェが止めると「それは失礼しました」とにっこり笑う。
「お世継ぎがお生まれになった際には、お顔を拝見しに参ります」
「もちろんだ。いつでも待っているぞ」
「いつもは参りません。おふたりの甘い声を聞き続けるのは、なかなか刺激が強い……」
最後に爆弾発言をしたバスチューは、「それではまた」と馬にまたがり、何人かの部下を連れ、王宮を出ていく。
「バスチュー」
私がそのうしろ姿に思わず声をかけると、バスチューは振り向いた。
「必ず生きるのですよ。イヤールドの平和は、王太子さまとバスチューが作るのです」
「承知しました、リリアーヌさま」
バスチューはそう言うと、うれしそうに微笑んで今度こそ去っていった。
シャルヴェが止めると「それは失礼しました」とにっこり笑う。
「お世継ぎがお生まれになった際には、お顔を拝見しに参ります」
「もちろんだ。いつでも待っているぞ」
「いつもは参りません。おふたりの甘い声を聞き続けるのは、なかなか刺激が強い……」
最後に爆弾発言をしたバスチューは、「それではまた」と馬にまたがり、何人かの部下を連れ、王宮を出ていく。
「バスチュー」
私がそのうしろ姿に思わず声をかけると、バスチューは振り向いた。
「必ず生きるのですよ。イヤールドの平和は、王太子さまとバスチューが作るのです」
「承知しました、リリアーヌさま」
バスチューはそう言うと、うれしそうに微笑んで今度こそ去っていった。