常世(とこよ)の花嫁様
梅『あれは、花の精霊の妖ですね確か性別は女性しか居なかったと思いますけど
…成人すれば男性を求めて人の世界に行こうとするんですよ』

塔子「へぇ、なんかロマンチックだね…妖と人との恋かぁ♪」

リン『そうですか?アレ等は、人間の男の人肉を食らうので、、、成人しきる前に国のボランティアの方々が一斉に、刈り取るのです。。。悲鳴がありとあらゆる所から上がり、、、それはそれは見ものですよー!』

怖っ、怖いわっ!

梅『あぁ、私は参加した事ないですけど…夜鬼様なんて毎回出席してるとか聞きましたけど…』

…夜鬼。。。か。。。
リン『夜鬼様は女性が本当にお嫌いですから…

あの方が女性の前で笑っていらっしゃるのを見たのは塔子様が初めてです…』

私はあの悪戯そうに笑う
彼の笑顔をまた見る事が出来るのだろうか…?

やっぱり昨日の夜鬼の事が頭に浮かぶ
特別な1日になる筈だったのにーーー何でこんな事になったんだろう、あぁ、思い出さない様にしてたのに…


淡々と進んで行く2人の会話、、、

ーーー時々感じる彼等妖と、人間の私との価値観の違いーーー

それを感じる度に彼等との距離感の差を強くを感じてしまうーーー

それは勿論、現世にいても国が違えば文化も違う、、、それは当たり前の事なんだけど・・・

夜鬼もそれを私に感じているのかなーーー

だから、昨日、あんな話をしたのかな…妖と人、か…



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