信じることを諦めた少女の生きた道
数分後、ハッと我に返る。


周りを見ると無数の血だらけの死体
あぁ、これは、私がやったのか……

身を守る為に小さな頃から防御術などの護身術や格闘技をやってきたが…こんなふうに役に立つなんて



にしても…


「人なんて、初めて殺した」


恐ろしい話だが、罪悪感など感じなかった。
むしろ、スッキリしていた…



きっと今までにために溜めていた怒り、ストレス、悲しみなどが入り混じって罪悪感を感じないんだと思う。



「案外……この感覚嫌いではない…」

え…?私、なんでそんなことを思った?

あぁそうか、私は普通じゃないんだ…
だから、誰からもちゃんと愛されなかったんだ…


なんだ、そういう事か……スッキリした。


今のところこの場所は昔である事には間違えはないと思う。じゃないと本物の刀なんて使わないだろう。

それに建物からしても…私がいた現代ではないことは確かだ。



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