その煌めきだけは。

1章

君と出会ったのは雨の日だったよ。
覚えてないかな?
私は覚えてるんだけどね。
長い長い話になるよ。だって、
君との思い出は、一つも落とさずに、一つも無くさずに持っているから。
ホントに長くなるから覚悟しといて。
けど、これが最後になるのだから少しぐらい我慢して聞いててね。
「最後」の意味に君は戸惑っているかな?
きっと読み終える頃にはわかっているはずたよ。
「私」という存在を。


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