進メ!





私は少しの間状況が掴めず、放心していた。



泡を吹いて横たわる、私を襲ってきた男。



それを前にして、私は何が起こったのか、理解出来なかったのだ。



やがて、ぴく、ぴく、と痙攣していた男が、完全に動きを止める。



様子を見るようにじっと動かなかった黒い影が、それを見てゆっくりと動き出した。



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