片想い卒業します


その日の夜。


私はベッドの上で梨央の事を考えてた。


私達の関係は相変わらずヒビが入ったまま。


同じクラスなのに顔も合わせてないよ。


いつまでもこのままの状態でいたくない。


こうなったら、私から連絡してみようかな?


私は勇気を出して梨央にLINEを送った。


「美月です。今日、森山君に告白したんだよ」


なんて送ろうか、散々悩んだけど告白したことを報告した。


なかなか既読にならないな。


梨央、やっぱりまだ怒ってるんだ。


諦めてベッドの中へ潜り込んで目を閉じる。


私のなにがイケなかったのかな?梨央が怒っている理由を知りたいよ。


段々と悲しくなってきて、目尻から涙が流れ落ちていく。


突然、LINEの通知を知らせる音が部屋に響いた。

< 41 / 44 >

この作品をシェア

pagetop