ほら、死ねよ。
ドンッ

背中に強い衝撃。

「うっ!」

前につんのめり、倒れてしまう。

背中を、思い切り...蹴りあげられた。

「おい...さっきなんで小山と話してたあ?
あたしが小山のこと好きだって、知ってるよなあ?」

花がヤンキー座りであたしに問いかける。

そんなの...知らないよ。

あたしは小山くんと、日直だっただけ。

それで...日誌を一緒に書いていただけなのに。

けれど、口に出せない。

緊張して、怖くて、何も喋れない。

「なんか言えよなぁっ!」

花がぐいっとあたしの髪の毛を引っ張る。

「きゃあっ!」

あたしのブラウンアッシュの髪の毛が、

花の腕力で引きちぎれそうだ。

それに、頭皮が物凄く痛い。

「花ちゃん、可哀想。あんたなんかよりも、花ちゃんの方が10000倍可愛いんだから」

そう言ってあたしに唾を吐くのは、

花の取り巻きの、田中 ゆう。

分かった...あたしよりも花が可愛いってことでいいから、解放してよ。
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