一番星シリーズ~おまけSS
優太と出会ってから、傍に優太がいるのが当たり前になっていて。


こうやって触れたいときに触れることも自然な流れになっていて。


お互いの肌の感触を確かめ合うことも優太の存在を身近に感じられる大切な行為になっていて。


だからこそ、優太が高校を卒業したことによって生活の流れが変わってしまうことは、あたしの中ではとても大きな変化で。


けれど、いつも優太から与えられる大きな愛は、離れていたって会えなくたって心はいつもお互いに寄り添っているんだよと教えてくれるもので。


傍にいなくてもあたたかい気持ちになれたりしている。


優太は『寂しくなったら電話なりメールなりすること』って言ってくれた。


あたしの性格上、実際そうできるかわからないけれど、優太のこの言葉があるだけで、あたしは頑張れる気がする。


いつでも心は傍にいるんだもんね。




fin.
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