一目惚れ。

彼女はモテモテ。



「てめぇの声なんざ聞きたくねぇんだよ」


やれやれと言う感じで言うと久遠は「あっそ」と言って前を向いてしまった。


別に構いませんが。


それより気になるのが彼女の男関係だ。


ーーーーーー

ーーーー

ーー



「ぁ、夕司クン!」


昼休み。屋上で久遠と昼飯を食っていた時に彼女は現れた。


「紗代!」


「夕司クン屋上で食べてたんだね」


「だいたいはね」


意外だと思うけど俺は彼女に一見友達のような感じで接してる。


実は惚れてるって事がバレたらやばいし…


「紗代は何で今日屋上?」


「なんか友達が屋上で食べようって言っててさぁ」


そう言って彼女は後ろに目配せした。


………っておいおい!?

後ろにいる彼女の友達と思われる4人の生徒…


その内3人がお・と・こ……!?


しかもその内2人は超俺を敵対視してる感じに睨んでくる。


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