自殺カタログ
あたしの家には一億もの資産がある。
それなのにあたしは学校でイジメられ、家では一人ぼっちで家事をしている。
なんてバカなのだろう。
もっと早くこの通帳を見つけていればよかったんだ。
そうすれば、こんなにみじめな思いを続ける事だってなかったのに。
あたしは笑顔のまま立ち上がった。
一億という途方もない金額を目の当たりにして、気が大きくなっていた。
あたしは自分の部屋へ戻ると、『自殺カタログ』を取り出した。
自殺方法を選ぶ。
自殺方法にはそれぞれ数字がふられていて、これをハガキに書くのだ。
カタログの説明には、自殺志願者が自分で選ばなければならないとは書かれていなかった。
あたしは点線にそってハガキを一枚切り離すと、それに数字を書き込んだ。
『首つり』だ。
選んだ理由は特にない。
元々、本当に死ぬだなんて思ってもいないし。
あたしはハガキとペンを持って一階へと下りて行く。
薬が入っている棚から喉飴を取り出して、それも一緒に持って寝室のドアを開けた。
「大丈夫?」
声をかけると、苦しそうにせき込む声が聞こえて来た。
女はまだ起きていたようだ。
それなのにあたしは学校でイジメられ、家では一人ぼっちで家事をしている。
なんてバカなのだろう。
もっと早くこの通帳を見つけていればよかったんだ。
そうすれば、こんなにみじめな思いを続ける事だってなかったのに。
あたしは笑顔のまま立ち上がった。
一億という途方もない金額を目の当たりにして、気が大きくなっていた。
あたしは自分の部屋へ戻ると、『自殺カタログ』を取り出した。
自殺方法を選ぶ。
自殺方法にはそれぞれ数字がふられていて、これをハガキに書くのだ。
カタログの説明には、自殺志願者が自分で選ばなければならないとは書かれていなかった。
あたしは点線にそってハガキを一枚切り離すと、それに数字を書き込んだ。
『首つり』だ。
選んだ理由は特にない。
元々、本当に死ぬだなんて思ってもいないし。
あたしはハガキとペンを持って一階へと下りて行く。
薬が入っている棚から喉飴を取り出して、それも一緒に持って寝室のドアを開けた。
「大丈夫?」
声をかけると、苦しそうにせき込む声が聞こえて来た。
女はまだ起きていたようだ。