アテナ魔法魔術学園




……

………

「えーっと、クレイオス

キミの使い魔が召喚できなかった件についてだが、キミは何もないかな?」


「何もないか、と言いますと?」


「ウサ丸からきいた話ではやはり想像がつかないんだ

キミが召喚しようとしたときに部屋から光が溢れていた、と聞く」


「そうだッピョ!
あんな光は初めてだッピョヨ!

怖かったッピョ…」
と教師擬きのうさ耳、ことウサ丸が言う

ちなみに怖かった、と言ったところの涙目はスルーだ


可愛いだなんて思ってないし

「おぉーよしよし。今日は学園の事任せてごめんな、助かったよ。ありがとうな?今日はキャベツのコース料理をしてあげるからな」


「わー!ライラ、ありがとうッピョ」
微笑ましい主従愛を見ても別に羨ましいなんて思ってないし



ああ゛ー

なんで俺には使い魔がいないんだ!


んん゛、と咳払いした担任のライラ先生(さっき名前を知った)が再び話し出した


「光が溢れ出したということはレアな魔物、または精霊がでる可能性があった

だが、でなかったということはこの学園が始まって以来初だそうだ

しかもそれが、2 「しっつれーしまー………あ!間違えましたーいやーうっかり!じゃあ、失礼しました」

急に開いたドアから女子生徒が声とともに入ってきたが、俺の方を向いた瞬間、ドアを閉めようとした


「合ってるぞ、入れや」

白衣をきた教師がそう声をかけた
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