ふたりぼっち

act.18 愛のメモリー

***

仏壇を見てからヒステリックに叫び出したハルを救急車に乗せて病院に連れて来た俺は、待合室でうなだれていた。

「……俺の……せいだ」

最悪のことが起こってしまった。


もう、この先どうなるか分からない。

彼女の記憶が戻るのか、このまま意識が戻らず昏睡状態に陥るのかどうかも……。

「ハル、 ごめん……」

足下を見ると、誰かの足が見えるのに気付く。

顔を上げると、木村先生がそこに立っていた。
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