キスと涙で愛を知る【加筆修正・完】






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「チョコバナナ売ってまーす!いかがですか~!」


「クレープも美味しいですよ!ぜひ2組に来てくださいね!」


校内に響く流行の曲、生徒の元気な声、お客さんの笑い声。


朝からたくさんの来場者が来てくれたおかげで文化祭も大盛り上がりだ。


「皆聞いてー!今から午前シフトの子はキリのいいところで自由行動、午後からの子は配置について交代ね!」


学級委員長が教壇の前で言うと、待ってましたと言わんばかりに皆『はーいっ!!』と返事をした。

「よっし!明日歌、どこに行く?」


「碧音君のクラスに行ってみたい!」


「いいね。桐谷君や他の7組の友達に聞いても、何やるか絶対教えてくれないんだもん。気になってた」


2人で午後の子に仕事を頼んでから真向いの7組の教室へ向かってみると。


「「きゃぁああ!!!!!」」


教室から何度も女子の黄色い声が聞えてきた。な、なぜ?!

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