朧咲夜ー真相ー【完】


「お前の『好き』は見えすぎなんだよ。あいつ以外に好いたヤツがいねえから誰も気づいてないみたいだけど。お前は好意がカオに出過ぎ。見え透いてる」


「……そこまでわかりやすい?」


「いつものヘラヘラ顔してみろ。出来ねーから」


「んん?」
 

言われて、吹雪は自分の顔をあちこち摘まんでみる。


そして絶望的な声を出した。


「……どうしよう、流夜……僕の表情筋が動かない……!」


「……咲桜に骨抜きってお前な」


「うわー、どうしよー。これは困ったなー。あ、そうだ流夜」


「やらねーぞ。絶対」


「……そういうの決めるのは咲桜ちゃんじゃないの?」


「一日だけ、とか言い出しても許さんからな」


「……よく僕の考えがわかるねぇ」


「言ったろ。お前の好意は見え透いてるって。……簡単に解決出来る言葉、やろうか」


「解決? 咲桜ちゃんに二股許すとか?」


「勘違いだ」
 

同時に、吹雪の椅子に蹴りが入った。


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