君は、秘密のキスから
アフター・ワード


◇あとがき


はじめましてもお久しぶりですの方もこんにちは!野々原 苺(ののはら いちご)です。ここまで読んでくださり本当にありがとうございます!

翔太とチカの年齢差やら過去の恋やらを埋めていく物語、いかがだったでしょうか? 自分では結構お気に入りの作品になったので、楽しんでいただけたのなら幸いです。

さて、この物語のテーマですが、第一に『未完成の恋に捧ぐ』。第二に『後悔して何が悪い!』というのを自分で決めておりました。


 表紙やサイトの方ではあまり言っておりませんが、実はこの作品、野々原の別作品【17-甘い君たち-】からの派生物語のようなものになります。(ですが自分的には17とは全く違う雰囲気でこの作品を書いたので続編や派生物だとはあまり公表しておりません。こちらはこちらで楽しんで頂けたら嬉しいです) 17では翔太の高校時代を描いているのですが、お察しの通り翔太の恋は上手くいきません。

私は結構自分の書くキャラ達に感情移入してしまう方なので、どうしても翔太を幸せにしてやりたくて、今回このお話を書かせていただきました。

それで、第一のテーマが『未完成の恋に捧ぐ』なのです。


けれどこれは、翔太やチカに限ったことではありません。これは私が常々思っていることですが、「後悔のないように」という言葉を世間ではよく聞きます。けれどそこに、私は「ん?」と何故だか引っかかるのです。


後悔するのって、そんなに悪いことですか? 私自身、うまくいかなかったことや未完成のままの恋、たくさんあります。確かに後悔も、生きていればたくさんあります。

けれど、後悔するのを恐れていたら、何も前には進まないと思うのです。


これは、私から翔太へ、チカへ、恋をしていたみなさんへ。
そして、叶わなかった、未完成の恋たちへ。


「後悔して、何が悪い!」です。ぶつかっていきたいね。何事も。



 最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました!よろしければ感想お聞かせ下さると嬉しいです。それでは、野々原 苺よりみなさまに最大級の愛をこめて!


2017.03.25 野々原 苺
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