君へ
誠くん
誠くん
誠くん
....

タッタッタ.....あっ

あるお店で足を止めた。

「よしっ」

....
用を終えて、病院に向かう。

「ここに、誠くんがいるんだね。」
ウィーン.....

悲しい音が鳴ってドアが開く。
「ナースステーション.....どこだろう?」
誠くんにあうんだ。

《余命1ヶ月。》

1ヶ月もあれば何ができるかな?
私は考えたの。
誠くんと私2きりでできること。
プルルル.....電話の音がなる。
「あっママ今日から、バイトする!」
「え?何いって」
「迷惑かけるかもだけど、1カ月間家に帰らないから友達の家で泊まる!毎日メールするから!」
「?何いってるの?1ヶ月?」
「ママごめんほんとにごめん!」
プチっツーツー

「誠くん会いに行くよ。」

一方家では....
「まぁまぁ、深雪ちゃんっ教えてくれてありがとね。」
「はい。」
「もう、えみったら、好きにしなさい!」

タッタッタ.....

「中嶋 誠の病室を教えてください!!」
「どちら様ですか?」
「えぇぇと.....」
そうだ!
「か、彼女です!」
「は、はい。」
「急いでください!」
「206号室です。」
「ありがとっ」
206.....206
ただ、ただただ、君に会いたくて、
だから、君に会えるなら今すぐそばに
そばにいたいんだよ。
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