ルームシェア
浴室を出ると、やっぱり達巳の荷物はそこにあり。

亮が出て行って空いていた部屋では達巳がごそごそやっている。

もしかしてシャワーを浴びて目が覚めれば、夢として消えるんじゃないかとか思った儚い願いは、無残にも消え去った。

時刻はすでに十二時を回っている。

昨晩は飲んでばかりだったから、おなかも空いた。

とりあえず冷蔵庫を開けてみる。

……なんとかなるかな。

「達巳ー、お昼ごはん作ったけど……食べる?」

「おー」
 
テーブルにオムライスとスープを出すと、達巳は目を丸くしてた。

「沙智って料理、できるんだ」

「失礼な」

「いや、美夜からは聞いてたけど。
……ん、結構美味しい」

「そりゃどうも」
< 9 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop