溺愛妖狐ひろいました
「じっとして目を閉じててね。シャワーかけるから」
「うん・・・」
シャワーからお湯をだし頭からかける。
泡が流れて落ちていく。
「手にお湯をためて目を洗える?」
「・・・こう?」
綺麗な細長い指。
男の子なのにごつごつしていなくて綺麗な手。
思わずミコトの手に見惚れてしまった。
「あ・・・痛くなくなった」
「そう。よかった」
「シャンプーやだ。怖い」
すっかり恐怖心が植えつけられてしまったらしく身を縮ませ怯える。
お風呂、嫌いになっちゃったよね・・・。
もっと、ちゃんと教えるべきだった。
恥ずかしいからとかそんな理由で適当にするべきじゃなかったんだ。
「ごめんね、ミコト。怖くなっちゃったね。絶対目に入らないようにするから、私がしてもいい?」
「・・・亜子がしてくれるなら、我慢する」
素直にうなずいてくれるミコトに私は笑って見せた。