隣の彼は、無愛想。
第1章
出会い
◆sideさくら
「はぁ〜っ!! 久しぶりの、日本!!!」
そう。とても、久しぶり。
「ちょ~っと寒いけどね。今は秋って言うの?じゃあ、この青空は秋晴れってヤツ?」
日本は四季もあるから、ちょっと楽しみ。
「今日から、念願のこの地で暮らせるなんて…
夢みたい!」
ほんっと、夢なら覚めないでほしい。
私は、花宮さくら。高校2年生。
お父さんは転勤族だから、小さい頃からいろんなところを移り住んできた。
私が幼稚園の時はまだ日本国内だけだったけど…
小1のタイミングで、外国にまで引っ越すようになってしまった。
その後日本に戻ることはなく、いろいろな国を数年ごとに移動していた。
そんな中でも、いつ日本に帰ってもいいように日本語の勉強はしていた。
そして、気づけば17歳。
日本では、高校生の時に『青春』するんでしょ?
私は、中学生くらいの頃から親に必死に頼み込んできた。
やっと出来た友達だってすぐに手放すことになるし、何かと不便も多いから、この生活に嫌気が差したのもあるけど、
日本に帰って青春がしたかったのが1番の理由かな。 あ、そんな理由もちろん恥ずかしいから内緒だけど。
どんなに頼んでもずっと断られてきたけど、やっっとこのタイミングで許可が出た。
晴れて、今日から日本で1人暮らしです!!
なんだけど。
「はぁ〜っ!! 久しぶりの、日本!!!」
そう。とても、久しぶり。
「ちょ~っと寒いけどね。今は秋って言うの?じゃあ、この青空は秋晴れってヤツ?」
日本は四季もあるから、ちょっと楽しみ。
「今日から、念願のこの地で暮らせるなんて…
夢みたい!」
ほんっと、夢なら覚めないでほしい。
私は、花宮さくら。高校2年生。
お父さんは転勤族だから、小さい頃からいろんなところを移り住んできた。
私が幼稚園の時はまだ日本国内だけだったけど…
小1のタイミングで、外国にまで引っ越すようになってしまった。
その後日本に戻ることはなく、いろいろな国を数年ごとに移動していた。
そんな中でも、いつ日本に帰ってもいいように日本語の勉強はしていた。
そして、気づけば17歳。
日本では、高校生の時に『青春』するんでしょ?
私は、中学生くらいの頃から親に必死に頼み込んできた。
やっと出来た友達だってすぐに手放すことになるし、何かと不便も多いから、この生活に嫌気が差したのもあるけど、
日本に帰って青春がしたかったのが1番の理由かな。 あ、そんな理由もちろん恥ずかしいから内緒だけど。
どんなに頼んでもずっと断られてきたけど、やっっとこのタイミングで許可が出た。
晴れて、今日から日本で1人暮らしです!!
なんだけど。