明日も歌う あなたのために
「おねーちゃんからはないんだ?」
「うん……ない」
「そっ…か」
──あれ、なんで私ホッとしてるんだろ。
「俺からした方がいいんだろうな………いい加減、ヘタレ治さなきゃな…はは」
「高梨ヘタレなの?」
「ヘタレだよ。"花菜さん"って呼ぶのもまだ本人の前では緊張するし。女の人の下の名前呼べないとかヤバイな、俺…」
「────…………それはさ、おねーちゃんだからなんじゃない?」