短いトキのかぐや姫
月の姫

いつもの暗い夜


だけど台風のせいで少し変わってて


大荒れ、風と雨の音でうるさいな


まるで俺の心ん中だ

って思った瞬間だ

ブブっ

LINEが鳴った

【みく、ちゃんと家に帰れた?買い物行きたかったな(。・_・`。)】

なんだよそれ


「はあー・・・・・・。え?!嘘だ・・・・・・」

俺はこのときに幸運への第1歩を踏み出したのだった

こんなに荒れた天気なのに

「・・・・・・月が出てる」

しかも満月

あ!LINE返さないと

【大丈夫。今日は外うるさいし寝る。おやすみ優ちゃん】

どんなに優ちゃんと嫌な事があってもでも優ちゃんとは切れたくないのが俺

なんなんだよ俺は・・・

最近自分に腹が立つ

優ちゃんに、モヤモヤしたりイラついたり
ドキドキしたり

恋だよなあー知っるてんだけどー・・・

優ちゃんは俺が呼ぶあだ名
安藤優来って言って2コ年上の幼馴染み


【おやすみ】

優ちゃんからのLINEと同時に

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