仁と私のストーリー
壁…距離…絆… 空回りする信実の愛… 仁と私のストーリー⑰
人は社会に揉まれて生きていく事が使命だと思う。
その中で信用、信頼が生まれ、人は成長し、それぞれに人脈ができ、人として認められると私は思っている。
恋人や、夫婦間でもそれは変わらない。
絆が生まれなければ共存共栄はできない。
難しい課題だけど人と人が生きていくための土台だと私は思っている。
私と仁はそこが欠けているんだろうか?!
私は仁に警戒をした事もないし、絶対的信頼を持っている。
だから仁も同じだと思ってる。
けれどこんな事がある度深く傷つき考えさせられる。

初めの交際の時からそうだった。

信用の所で状況も行動も言葉も崩れ、全てが猜疑心に変わってしまう。

私は仁との間がこんなに上手くいかない事情が今ここで分かってしまった…。

たまに感じてしまう心を許していない言葉や行動をする仁の態度に…。

どうしてそうなのかは、仁にしか分からないけど、仁は自分しか信用しない事と、人の手を借りて物事をこなしているけど、自分でやりこなさないと納得をしない。

なぜなら仁は…。

人に心を許す事はないから…。

残酷だけど、私は少なくとも仁と生活していてそう伝わった…。
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