雨時々キューピッドの矢 告白
5時を10分過ぎた頃、予定通りアキヒトは公園のブランコに現れた。
「お待たせ~・・・あれ、ユカどうかした?」
アキヒトは、少し暗くなり始めた公園のブランコに座って揺られているのが、ミユだと気づいてたずねてきた。
「代わりに来ちゃった・・・私ねちょっと、アキヒトに話があるってユカに云ったら、じゃ~って」
「あそぉ~、アリガト。あいつも一緒に来ればいいだろうに・・・今度のライブの打ち合わせしようと思ってたんだけどなぁ~」