雨時々キューピッドの矢 告白

「大丈夫かなぁ~?アキヒト、代わりに私が行ったら、怒るんじゃない?」
ユカは、DVDの入った手提げごとミユへ差し出して云った。
「解ったよ、アイツ、ずっとミユのこと好きだったんだよ!だから今まで、告白されても断り続けてんだね~。な~んだ、そうだったんだよ・・・」

「いつも練習しているスタジオ知ってるよね?あのスタジオの斜め前に、小さな公園があるからね、そこのブランコで5時に待ち合わせてるから。アイツたぶん、少し遅れてくるけど、待っててやってね」
「ありがとう、ユカ!」
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