サイコパスゲーム
「な...んで、こんなこと」

「君が...、好きだからね。」

ふざけんなっ!

なんでそんなことで、好きな子を拉致するわけ!?

やっぱこいつ、狂ってた。

ただの根暗じゃなかった!

あたしは大河先輩の身体に体当たりをした。

一瞬ひるむ先輩。

あたしはその隙にバッグを手を掴み、胸元を抑えて駆け出した。

後ろから、

「僕からは逃げられないぞ!お前の家もマークしてるんだ!」

という声が聞こえる。

怖い、怖い怖い怖い!

すぐにスマホを取り出して、

麗楽々にメッセを送る。

【助けて!今すぐ駅前のマック来て!】

送った2分後、麗楽々から返信が返ってくる。

【了解。待ってて】


絵文字などは一切なくて、あたしの切羽詰まった状況を読み取ってくれたのだとわかった。


あたしはダッシュで人がいる駅前まで行き、

マックに入った。

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